中学2年生(1組~3組)は、4月からCS(コミュニティ・サービス:探究活動)の一環として廃棄寸前のデニムからアップサイクルにした作品を作り、SDGsの活動を広めるためにファッションショーをしました。このショーがGDC(暁秀デニムコレクション)2024です。
今年度中学2年生(1組~3組)CS最後の授業として、4月からご指導いただきました山澤さんをお迎えしてリフレクション授業を行いました。 緊張と興奮の10/25㈮にファッションショーが実施され、約1か月ぶりの山澤さんとの再会でした。最初から最後までとても盛り上がった授業になりました。
⒈はじめに、ファッションショーのダイジェスト版動画を皆で視聴しました。
⒉次に各グループのリーダーは、ショーに対する振り返りを発表しました。それに対して山澤さんから全ての24グループにコメントをいただきました。
山澤さんは、なぜ入賞できなかったのか、具体的に細かくお話をしていただきました。ややコンセプトから外れていたよ、クオリティが素晴らしかった、デザインや動画との関連を作品に表現できていたかなど、グループに心を込めて懇切丁寧にお話して下さいました。
⒊林教頭より総評
この半年間、山澤さんから沢山の学びをいただいたことに感謝しましょうというお話がありました。
⒋山澤さんに花束贈呈
~山澤さんの今年度最後のメッセージより~
ショーの後、皆さん全員からいただいたいた感想について1人1人答えたかったのですが、1つだけ気になるメッセージがありましたので、一緒に共有したいと思います。
「勉強や部活だと努力は報われると言われているが、今回のGDCでは努力が報われなかった」と書いてありました。良い感性してるなと思いました。1つ皆さんに言っておきたいことがあります。世の中報われないことなんて腐るほどあります。なぜ報われないか、今後頑張り続ければ必ずこの体験、経験が長い目で見て報われる時が来るので、落ち込むのではなく、希望を持って努力を続けてください。そうすれば、色々な形で未来に繋がる助けになっていくと思っています。
今回のGDCを実施し、前向きで未来の力を持っている皆さんと一緒に歩んできたことに対して心より感謝して終わりにしたいと思います。どうも有難うございました。
退室される山澤さんを皆で感謝をもって改めてご挨拶しました。
担当より:山澤さん、半年に及ぶこの授業、大変感謝を申し上げます。的確なアドバイスで進行する上で私も学習させていただきました。何より生徒の意見に耳を傾けて下さり、寄り添っていただきました。
人間形成に意味のある活動でした。チームで協働すると自分1人では得られない大きな成果につながることも生徒と一緒に学びました。生徒たちは4月のころより見違えるほど成長しました。心よりお礼を申し上げます。
※リフレクション後の生徒のアンケートより
<リフレクション授業終了後、あなたが考えたこと、学んだこと、活かしたいこと> |
怪我をしてしまったりして直前まで松葉杖で歩いたり車椅子でランウェイを歩くことも考えたけど最後自分の足で歩くことができて本当に良かったです。メンバーとたくさんぶつかったりもしましたが、完成させることができ本当に楽しかったです。 |
山澤さんが仰っていたここまで頑張ってきて報われない人の質問に対して、山澤さんの回答にとても感心しました。今報われなくても、絶対にこれから報われるという事はとても広い目で見て初めて分かるので見方をかえられたのは良かったです。 |
まず自分たちの作品に関しては、山澤さんの各グループの言葉や自分たちの分析の通り、もっと派手にできたな、と思った。だけどそれを気づけたり分析しだすことができていたんだな、と山澤さんに言葉をいただいて思った。だからこそその原因となった問題たちは次に僕がやるモノづくりやグループワークへ生かしていきたい。 それから山澤さんはすべてのグループをしっかり見て、同じようなコメントではなくどこがよくてどこがダメなのかを明確に、ストレートに話せているところがすごいなと感じた。山澤さんがデニムの再利用で成功できたのはその真摯に向き合う姿勢にあると思う。僕もその細かくはっきりした分析ができるようになりたい。 そして最後の「努力は短期的にみて報われてなくても長期的に見れば形が変わろうとも必ずどこかで報われる」といった言葉は、自分が目標に向かっていく中で心の片隅に置いて、いつか報われてくれるような努力を、勉強だろうが趣味だろうが、これからしていきたい。 |
ショー当日は本当に悔しかった。絶対賞を取れると思ったし、普通に金賞取るつもりだった。だけど本当に心に残る楽しくて一生に一度の貴重で最高な体験だった。報われない努力はあるけどその努力が何かに反映されるのは絶対だと思ったし、聞いて本当に心に刺さった。楽しかったし最高の時間だった。 |
今現在進行系で新しく作っている服に、この経験は直結するなと思う。 GDCで作った服は、いかに派手さを求め、どう魅せるかという目的で作っていたが、今作っているものは普段着として着る予定なため、地味すぎず日常生活に支障が出ないようなものを作りたい。ただその部分は違えど、GDCという活動がなければ間違いなくこのようなことは思い浮かばなかったと思う。 |
仲間とのコミュニケーションの重要さを実感した。 |
改めて振り返ってみるとやっぱり1番になれなくて悔しいなと考えました。GDCで協調性を大事にすることが身についたので他の場面でも活かしていきたいです。 |
衣装をデザインする楽しさや、仲間と協力する大切さなど色々なことを学べました。今回の反省を学校生活の中や学校外でも活かしたいです。 |
仲間と協力して一つの作品を作ることはとても難しいけど、達成感があると思った。これからは将来にも協力が必要なときもあるので今回の体験を活かしていきたい。 |
山澤さんからアドバイスをいただき自分たちの作品の良いところまだまだよくできるところを再確認できました。山澤さんの話の中で努力についての話が心に残りました。今報われなくても長い目で見ればいろいろなところでよかったと思えるという人生で重要なことが学べました。このことを今後の生活に活かしていきたいです。半年間ありがとうございました。 |
文化祭でもう一度ランウェイをやるときまでに、改善できるところ(より丁寧に見せるにはどうすればよいのか)を直して、より作品やモデルが際立つようにしたいと思った。GDCの素晴らしさをしっかり伝えていけるようにしたい。 |
何事も全力で取り組むことが大切だと思った。また、それが結果にならなくても人生をトータルで見たときに自分の財産になるなと思った。 |
今日のリフレクションの授業で学んだことは丁寧にやることと終わったあとに反省することが大事だとわかりました。 |
山澤さんが仰っていたようにあきらめないで最後まで続ける事は絶対いつか成功につながるからとても大事なことだと思い、最後まで諦めなくて良かったと思いました。 |
仲間の意見に耳を傾けるとよりいいアイディアが思い浮かぶことがあるんだなと思いました。 |
楽しいことだけじゃなかったし、嫌なこともあったけどこの授業を通してたくさんのことを学べたし、いろいろな経験をすることができた。例えば手縫いも得意になったしミシンもすることが楽しくなったし、話すことのなかった友達とも仲良くなれたり、継続すること努力することを学ぶことができました。特に本番前に女子のみんなで髪の毛をやってあげたりして友達がどんどん可愛くなるように手伝ってあげたことも忘れない経験です。 |
努力は報われるとは限らないという言葉が胸に突き刺さりました |
こうやってグループのみんなと一つのものを作るという機会がなかったので、その機会を与えた喜びを胸に感謝したい。山沢さんがおっしゃってくれた言葉は忘れてはいけないと思いました。努力が報われることは必ずあると強い言葉でおっしゃっていただいたので、自信がつきました。 |
チームでみんなで一つの方向に向かって作った『ONLY ONE』の作品なので悔いもないですし、たくさんのアドバイスをくれた山澤さんには本当に感謝しています。 |
GDCを通して要らなくなったら捨てるのではなくなにかに再利用したり新しい便利なものを作るといった方法がわかったのでこれからは捨てるのではなく再利用するためにどうしたらいいかを考えて行動しようと思いました |
今回のGDCを通して、思ったことは、ほんとに自分は頑張ったなと思います。やはり、グループメンバーとなかなかアイデアが共有できなかったし、思った通りの作品ができませんでした、ですが本番をやってみたり、山澤さんのコメントをいただいたりすると僕たちのグループの頑張ったところをしっかりとわかってくれて頑張ってよかったなって思いました。また山澤さんや林先生のお言葉を聞くととても心に響き、感動しました。一番学んだっことは「服を作ることの大変さ」です。普段服は必ず着るもので、あるのが当たり前だと思っていましたが、今回のGDCで衣装製作を服を作ることが大変ということを身をもって実感しました。今後活かしていきたいことは、「最後まであきらめない」ということです。僕は衣装の案を出したり、製作をしていくうえでグループの人に「ダサい」と言われたり、クラスメイトにも笑われたりしましたが、それでも僕は気にせずに製作しました。結果として、僕たちのグループは賞を取ることができませんでしたが、先輩がほめてくれたり、山澤さんは僕たちのグループのいいところをほめていただいて、たとえ努力が実らなくても最後まであきらめなければ、誰かが高評価をしてくれるということを実感しました。 |