2023年9月27日水曜日

中2CS⑩~⑮回目「グループで協働して製作活動しよう!」

  7月のCSは、下書きの小テーマの再考から始まりました。

 ヤマサワプレス代表取締役の山澤さんからいただいた前回のアドバイスをもとに、自分たちのデニムを見ながら小テーマに重要なワードを入れたり、構想を練り直して下書き①②を完成させました。各グループの思いを1つのデザインにまとめ上げる下書きは、誰が見ても相手に伝わるような書き方・描き方で表現しなければいけないところがとても難しかったようでした。

 次に、下書きが合格したグループから、製作準備へ入りました。リメイク製作で使用したい材料や次回の持ち物についての相談を行いました。

 デニムのリメイクアレンジやほどき方、型紙の作成方法などを学び、いよいよデニムをほどきました。デニムはとても丈夫に縫製されていて縫い目も硬いため、リッパーを使って慎重にほどきました。解体するのも楽しい様子でした。デニムの原型、各パーツ、色の濃淡部分、驚き、発見がどんどん出てきました。



















 2学期のCSは、下書きをもとにグループで製作活動を行っています。今年度は、手縫いの他に、ミシンでの縫製にもチャレンジしています。1年生の家庭科で製作した「リバーシブルバッグ」や、2年生で製作した「コースター」でも、たくさん縫製の練習をしてきたので、どのグループもお手のものです!

 また、昨年度の先輩が製作したものよりも良いものを作りたい!と、高い意識をもって頑張っているグループや、下書き段階からサンプルを製作したグループもあり、各グループの作品の中には、中学生の無限の可能性が溢れています!休み時間には、昨年度の先輩たちが家庭科室の外から窓を開けて、「先生、デニムリメイクをやっているの?いいな、また作りたい!!」と笑顔で声をかけてきて、後輩たちは先輩に製作物を見せながら、意見交換したりアドバイスをもらっていました。昨年度のCSのまとめとして行った「後輩へのアドバイス動画制作」や、山澤さんとの「リフレクションの会」が自然に根付いています。

 9/16㈯のCSには東京から山澤さんが来校して下さり、21グループすべてにアドバイスをしていただきました。やはり、専門家の方からのアドバイスは的確でセンスが 違います。








































デニムリメイクに取り組んでいる先生、頑張って!










 ~山澤さんのお話より~

 2か月ぶりに見て、思った以上に進んでいて考えたことが形になっていて嬉しかったです。今、10月に上海のファッションウィーク、百貨店のイベント、2月にはニューヨークコレクションを控えていて皆と同じようなことをやっています。誰に何を着せるか、どういうコンセプトでものを作るか、10月の準備は80%出来ています。

 皆のキラキラした目を見ていると、「洋服作っていて良かったなぁ」と思いました。1つ1つのグループを見ていて課題があると思いましたが、越えられないものではないと思います。ひとひねり、ふたひねり、したらもっともっとクリエイションが良くなると思います。

 


 毎回のCSでは、活動報告をグループ内で確認して、次回の予定内容や自分の役割を決めています。こうした活動は、自立して社会に生き、個人として豊かな人生を送る基礎を養う場としての経験につながっていきます。

 今後もグループ全員でアイデアを出し合い、協働して、今年度のテーマ「Freedom(自由)」を十分に表現できるよう、サポートしていきたいと思います。

 提供していただいた貴重なデニムを残さず利用してリメイク作品をつくり、ファッションショーを実現し、実際に着用していくことで、社会課題であるSDGsについての理解を発信し、深め、自分事として考え、行動できる人になって欲しいと思います。

 

 やはりこの活動、ドキドキワクワクが止まりません。楽しいです!



2023年9月26日火曜日

浜松医科大学「ブラックジャックセミナー2023」参加

浜松医科大学「ブラックジャックセミナー」

9月17日(日)、浜松医科大学で「ブラックジャックセミナー2023」が開催され、県内の高校生25名が参加しました。本校からは高校2年生の奥村哲朝さんと樽谷奈央さんが参加しました。

外科の先生方、スタッフ20名以上が指導にあたってくださり、①救命救急・AED体験、②手術縫合体験、③最新医療機器体験(超音波メス)④自動縫合器、吻合器体験、⑤内視鏡トレーニング体験、⑥教授との面談 を行いました。普段手術を行っている先生方が、直接マンツーマンで教えてくださり、閉校式では修了証も授与されました。大変密度の濃いあっという間の3時間でした。

最新の医療技術を体験したり、医師の先生方からさまざまな話を聞いたりして、生徒たちは非常に刺激を受け、大変貴重な経験となりました。

 





指導してくださった医師の中には、本校出身の関森健一氏もいました。現在は消化器外科医として活躍されているそうです。「最初は慣れなくても、僕たち先輩がしっかり教えるので大丈夫。勉強がんばってください。」と心強い言葉をいただきました。

   

        



高1(家庭)シニア体験実習授業(9/19)

 高1A組~α組の5クラスが、9月~10月にかけて家庭基礎:第4章「超高齢社会を生きる」を学習しています。老化を実体験する実習として、沼津社会福祉協議会から体験スーツ一式をお借りし、9/19㈫にシニア体験実習授業を行いました。

 授業形態として「ジグソー学習」を行い、各自が深く学び合うことをしました。

  1. 自分の受け持ったパートごとでペアワークの活動(高齢者と介助者のペアワーク)

A:白内障や聴力低下の高齢者の方

B:筋力の低下が著しい高齢者の方

C:足が不自由で膝の関節も曲がらない高齢者の方

D:手のむくみ、肘が曲げにくい高齢者の方




























  1. 実習直後の授業では元のグループ(全てのコースが集合したグループ)に戻り、他のメンバーに各自の体験したことを説明し、まとめたものをグループごとに発表しました。グループでまとめたものを1つ紹介します。




  1. この学習の今後の予定

    1. 沼津市の高齢者施設「ウェルビーイング大岡」の方からアドバイスをいただいて、実際にグループごとにケアプランを立てる準備を学習する

    2. 架空の内容で、要介護1の高齢者の方のケアプランをグループごとに立て、発表する


<シニア体験授業のまとめ> 

 特に階段の昇降はどのような状態の場合はどんな助けが必要なのか、介助役の生徒は悩みましたが、1歩1歩ゆっくり一緒に歩みながら理解を深めることが出来ました。

終了後の生徒の感想は「50分の授業だったけど、ものすごく疲れました!」と率直なものでした。

日頃の生活では同世代との交流が主ですが、今後は公共交通機関やスーパーで出会う高齢者や祖父母、様々な状況下で少しは意識して配慮ある行動が出来たら良いと思います。

生徒達がすぐ社会で実践できるようなシニア体験であって欲しいと期待します。



<生徒のシニア体験実習後の課題の考察より抜粋>

  • 高齢者の疑似体験をしてみて、一歩一歩動くのも、ちょっとした動きをするのも不便で、高齢者の大変さが身に染みた。例えば椅子に座るのも他人の助けが必要だったり、声を聞き取るのも何回も聞き直さなければならなかった。また身体的な苦痛だけでなく、精神的な苦痛も理解できたと思う。そばで介助者が支えてくれることでとても安心できたので、高齢者や障害のある人に接するときは相手に寄り添い前傾姿勢で落ち着いた雰囲気で話すことが大切だと感じた。


  • シニア体験を通して、今まではできていたのに年齢を重ねるに連れてできなくなることがどれだけつらいことなのかを感じることができました。なんでこんな事もできないのと思わずに、相手の立場になって考えるということの大切さを感じることができました。高齢者のかたの介助をするということ以外にも、相手の立場になって考えるということは大切なので日頃から意識していきたいと思います。その行動が高齢者の方々を今後サポートするときに役立つと思いました。また、近所で困っている人をみつけたら声をかけたり、介助することは高齢者の方々にとってとても心強いものになるということを知ったので、そういう場面になったときにはづ具行動に移せるようになりたいと思いました。


  • 短いあいだゴーグルや、ヘッドフォンをしているだけで、周りの声が聞こえづらくなったり目が見えにくくなったりして不安になった。このような状況で、高齢の方が生活していると知って、祖父祖母だけでなく、地域のおじいちゃんおばあちゃんが困っている様子でなくても、優しく声をかけてあげたり、助けようとしてあげるべきだと思った。肘サポーターをしているおじいちゃんおばあちゃんに服を着せるのはとても難しかった。脱健着患などといった基本は当然のこととして、いちばん大切なのは、相手の気持によりそって、大切に介護することなのではないかと考えた。


  • シニア体験を通して、普段私たちが楽にしている些細な行動も、生活でやっていることも、器具をつけることで不便さを実感した。一回一回動くだけでも体が思うように動かず、疲れてしまった。お年寄りをいたわりなさい、と大人によく言われるが、その言葉の意味を実感し、生活が大変な気持ちを理解することができた。また、器具をつけることでできないことが多く、一人暮らしの高齢者は毎日が不安に感じていると思った。これからは高齢者や障がい者などの体が不自由な方に寄り添って、手を貸したり、体を支えたり、声をかけたり会話を大切にして、体が不自由な方でも安心して生活できるように若い私たちが支えたい。






中2遠足【江ノ島散策】

4月25日、中学2年生は江ノ島に行ってきました。 江ノ島水族館からスタートし、 江ノ島の島内をグループごとに散策しました。 天候に恵まれ、 当日の最高気温は25度。 現地でサングラスを購入している生徒もたくさんいました。 ぬいぐるみくじで、1等を当てた生徒がいました! ...