2021年2月10日水曜日

第23回長塚節文学賞 入賞

 第23回長塚節文学賞に二人の生徒の作品が入賞しました。

短歌の部

夏休み体育館へと向かう道去年と違う部長の覚悟

(中学2年生 谷川壱光)

俳句の部

幼子がゆっくり飛ばすしゃぼん玉

(中学2年生 木内利音)

遠い祖母花火と笑顔をスマホから

(中学2年生 谷川壱光)



2021年2月9日火曜日

中学2年生 オンライン味噌見学ツアー(1/28)

 

「郷土の伝統と文化(道徳)」

日本の伝統加工食品である味噌を中高一貫コース(1組~3組)では手作りしました。コロナ禍の今年は、6月に仕込み、熟成後の1月にその味噌を使って具だくさんの味噌汁を作り、味わいました。バイリンガルコース(4組)の生徒も試食しました。

更に、味噌作りのプロからお話を聞ける機会を持つことが出来ました。オンラインで各クラスとつなぎ、五味醤油(甲府市)さんのご協力の下で味噌工場見学ツアーを実施しました。

麹を作る部屋((むろ))、蒸した大豆をつぶす機械、大きな圧力鍋、全国でも約50店舗しかない味噌を入れた木桶、全てが新鮮でした。

伝統を守り、広めていこうとする五味醤油さんの素敵なお話により、この約千年も続く日本の味噌文化を未来にも残すべきであることを強く感じ、深く学びました。五味さん、改めて感謝申し上げます。

 

      生徒のワークシートより

ž   木桶を使う味噌屋さんが減っていることで、木桶を作る人も減っていることは、これからいろんな文化を残していくという課題を考える時に配慮すべきだと思いました。

ž   今の時代になって機械を使うことなども増えたけど、麹は手を使っていた。

ž   家ではいつも当たり前のようにあり、当たり前のように食べていた味噌。味噌の作られ方や裏側を知ることができ、興味深かった。

ž   みそを作っている約1000社の工場のうち、木桶を使っているのは約50社だという。木桶を作る職人も減っている中で、伝統を受け継ぐために修復しながら使い続けていることに感動した。

ž   実際に行って、香りも感じたいと思った。機械と人の力の両方で作っていて手間をかけているんだなと思った。

ž   リモートで離れたところの見学ができるなんて本当に貴重な体験だと思った。味噌が食べたくなる授業だった。

粥川さん画 木桶(高さ約2メートル。生徒のメモで1番木桶のイラストが多かったです。)

      みそ工場見学ーの様子

1組~3組の手作り味噌


五味醤油さん(社長:五味仁さん、副社長:五味洋子さん ご兄妹です。)




(むろ):常夏の温度・湿度で3日間かけて麹を作る


米に麹菌を付着させ、出来立ての麹です。麹菌がふわっと米を覆っています。


2メートルの木桶


みそを木桶から出している


質疑応答タイム3



無事に終わりました。楽しく学べました。五味さん、有難うございました。






2021年2月4日木曜日

【中2 CS】Report #2 SDGs 169ターゲットアイコン日本語版制作プロジェクト

学期に行った中学2年生のSC(総合的な学習の時間)のレポートです。(前回のReportはこちら

2年生の大きなテーマは「SDGs×ローカル」です。2学期はまず、「SDGs2030」の169コのターゲットに新しくできたアイコンにつけるコピーの日本語版を制作するプロジェクトに参加しました。

SDGs 169ターゲットアイコン日本版制作プロジェクト

今の子どもたち・学生たちが社会の主役となる2030年。その時、この世界がどうあるべきかを示したのが、SDGs(持続可能な開発目標)です。この参加型プロジェクトは、全国の子どもや若者たちと一緒に、SDGs17のゴールの下に設定された169のターゲットアイコンの日本版を制作します。英語で書かれた原文を読み、その背景を調べ、一人でも多くの具体的行動につながるオリジナルな日本語コピーを考え応募してください。(HPより)


各Goalに別れ、それぞれに設定されているターゲットの日本語版及び英語の原文を読み込み、それをわかりやすい「コピー」に落とし込みます。

辞書やPC・タブレットを活用しながら、ゴールを取り巻く問題点を細かく理解していく作業はなかなかたいへんだったようですが、ターゲットを理解することで、複数の視点からGoalを理解することができたようです。

また、「伝わるコピー」とはどのようなものなのかを話し合い、国語で学習した表現技法などを活用し、関心を持ってもらう工夫をしていました。




実際に応募したターゲットアイコン用日本語版コピーの一部です。







【生徒たちの振り返りより】
難しい英単語も多く、より分かりやすい日本語に直すことに苦労した。できるだけシンプルに何をどうするという形で書くことに工夫した。 SDGsのターゲットは私のチームが担当した16番のゴールでは「子供を暴力を振るわず大切にする」など当たり前のことができていない地域もあることを知らされた。例え小さな当たり前なことでも、世界中のみんなが協力することの大切さが分かった。

★和訳したところを見るだけでは何もわからなかった。みている人の興味を引き付けるような言葉を選ぶのが難しかった。言葉をそののまま言わず、ものを使いたとえたのが工夫点。担当したsdgsで世界の水の環境が思った以上いひどくてすぐ変えないといけないという考えになった。

★キャッチコピーを作ることは楽しかったです。英語の文を翻訳したものは長く、聞いたことのない言葉なども多かったので、要約して分かりやすくすることが大変でした。SDGsのゴールひとつずつにターゲットがあることは知っていましたがひとつひとつ読むと納得できるような具体的な目標が書いてあってゴールの意味をあらためて理解できたと思います。

★今回担当したSDGs10は「平和」について書かれたもので、「平和」といっても具体的に説明することができなくて難しかったです。もともとの和訳があったというところでも、工夫をしてそれとは違ったものにしようとも思いました。SDGs10の目標達成はまだ難しそうです。しかし、みんなが少しでも意識して過ごせば小さな変化は起きるのではないかと思いました。

★一つでも多くの具体的行動につながるオリジナルな日本語コピーを作る為に、班員と意味が通る言葉を探すのが難しかったです。でも、類語を調べて伝わりやすい言葉を探したり、まとめたりして作ったキャッチコピーに込められたメッセージが、世の中の変わるきっかけになって欲しいと思いました。

2021年2月3日水曜日

【中2道徳】アダプテッド・スポーツって知っていますか?

 中学2年生の道徳の授業では、全5回にわたって、「アダプテッド・スポーツ」について理解を深め、共生社会について考えました。

アダプテッドスポーツとは、スポーツのルールや用具を実施する人に合わせて工夫し、年齢・性別・障害の有無や程度などの条件によらず多くの人が楽しめる可能性を持ったスポーツです。パラリンピックの種目でもある「ボッチャ」や、全員が目隠しをつけて鈴の入ったボールを交互に転がし合い、ゴールに入れて点数を競う「ゴールボール」などがそれです。

今回中学2年生では、アダプテッドスポーツを「知る」「やってみる」「新しく開発する」という活動を行いました。

まず始めに、アダプテッドスポーツに関する動画を見て概要を理解したあと、実際に防音イヤーマフを付けてバレーボールをしてみたり、目隠しをしてサッカーのPKをやってみたりしました。

音が聞こえにくい、視覚がふさがれている状態でスポーツをするとどうなるのかを、体感しました。





次に、新しいアダプテッドスポーツを開発する活動です。
クラスを越えたグループで、より多くの人が楽しめるスポーツを考えます。
用具も、学校にあるものを工夫して使用します。




何度も話し合いと試作を重ね、Googleスライドにルールややってみた動画をアップし、完成させました。




最終回では、お互いに開発したアダプテッドスポーツを体験し、開発グループにフィードバックをしました。

「気配斬り!」

「座ってビリヤード」


「風船バドミントン」片足でケンケンしながらバドミントンをします

「エイムザコーン」

生徒たちの振り返りより
❶今回の道徳のテーマは「共生」でした。年齢、性別、宗教や価値観の違い、障害の有無など、さまざまな人々と「持続可能な共生社会」をつくっていくときに大切にしたいこと、すべきことはなんでしょうか?

 ★障害があるから、宗教的によくないからその人たちを別にするのではなく、みんなができることにあわせることで、その人たちと「共生」し、お互いを理解することが大切だと思いました。
 ★できるだけ広い心を持つこと。他人を受け入れて、自分を知ってもらうことで共生できると思うし、自分と違う人を知ることで自分についても考え直すこともできるから。
 ★さまざまなものの考え方を認め合い尊重し合おうという意思を持つことが大事。共通の楽しみをつくる!
 ★一人ができないからやらない、ではなくて、一人ができないならその人に合わせて工夫して行動するなどの配慮を大切にしていきたい。
 ★自分がもし〇〇だったらどう思うか、他人の気持ちを考えること。
 
❷「アダプテッド・スポーツ」の授業を通して、考えたこと、気づいたこと。自分の中で変化したことなどをまとめましょう。

 ☆結局はみんな平等なんだという点に気づきました。特徴や考え方が違うと全然違うようにも思えてくるけど、例えば今回のスポーツなら楽しみたいのはみんな一緒だろうなと思いました。
 ☆以前は障害があるから、年寄りだからできなくてのしょうがないと思っていた。しかし、授業を通してどんな人でも楽しめるスポーツを「考える」という考えを持てるようになった。
 ☆特別扱いで、他人事として考えるのは違うなと感じた。いろいろなことを自分のこととして認識し、考えることが大切だと思う。
 ☆アダプテッドスポーツを通して、「全員が楽しめる」ことの大切さに気づくことができた。実際に自分たちでイヤーマフをしたり目隠しをして障害者の立場になることで、違った視点を持つことができた。
 ☆違いはあっても差別しないことが結局一番大切だと言うこと。
 ☆自分では気づかないようなことも、みんなと考えることによりいろんな意見が合わさって、素晴らしいものができると知った。






【歌唱動画】第35回こども童謡コンクール

 「寛仁親王牌 第35回 童謡こどもの歌コンクール グランプリ大会」に

中学2年生の 岡田彩良さん・梁世姫さん が「大人部門」で出場しました。

当日の歌唱がYouTubeにて配信されています。

是非お聞きください。



2021年2月1日月曜日

高校入試

 2月2日(火) 暁秀高校入学試験を実施します。


朝8:00から受付となります。
沼津駅南口発のスクールバスをご利用いただけます。
  7:20 7:25 7:30 7:35 7:40 7:45 7:50
運賃は片道290円です。
マスクの着用、手指の消毒にご協力ください。

受験生のみなさん、
みなさんがしっかりと実力をだせるよう、教室を温かくしておまちしております。

令和6年度創立記念式典

4月20日(土)創立記念式典が挙行されました。 記念講演では、2009年度卒業生の中安祐太さんが『持続可能な社会について考えてみよう』と題してお話ししてくださいました。 中安さんは、暁秀高校卒業後、東北大学・大学院に進学。現在は東北大学の教員として環境問題に取り組んでいます。さら...