2月27日、NWC第3回勉強会が開かれました。今回のテーマは「食品ロス」。
ハロウィーン、クリスマス、お正月、節分、バレンタインデー…と年中イベントだらけの日本。いつからこんなにもイベントごとに食材が廃棄されるようになってしまったのでしょう…。
そんなゆゆしき現状に立ち向かう二人の中学3年生が今回のプレゼンターです。
チェセン七海さんは、食品ロスの現状を紹介し、消費者の意識改革の必要性を訴えました。
〔現状〕
l 日本では年間約632万トンの食品が無駄になっている。
l 日本の年間食品廃棄量は食品全体の三割に当たる2800万トン。=世界中で飢餓に苦しむ人たちに必要な食品援助量の倍以上の量。
l 家庭から出る生ゴミの約2割=食べてない食品、その4分の1は賞味期限前の食品。
〔消費者意識の問題点〕
l 品質、鮮度に過敏になっている。
l 食べ物を捨てても罪悪感がない。
立松みどりさんは、七海さんが紹介した現状を踏まえ、「私たちができること」を具体的に提案しました。
食品ロスを減らすための三原則。食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」。
そして、これらの具体的な対処方法を紹介してくれました。
①野菜や生ものなどの傷みやすい食材は「だけ買い」
②レシピサイトを参考にし、残った食べ物も別の料理に活用する。
③「消費期限」と「賞味期限」を理解する。
④外食時には、注文時は少量を頼み、必要があれば追加注文する。
⑤ドギーバッグを提供してくれるお店をあえて選ぶ。
最後に、
-日本の自給率は、38%
-日本の食品ロスは年間、約632万トン(2017年)
-世界の食糧援助量、約320万トン(2014年)
世界中から食糧を輸入している日本。それにもかかわらず、多くの食材を無駄にしています。その現状をもっと深刻にとらえ、今私たちができることを実践していきたいですね。