3月1日、中学3年生によるCS発表会が行われました。
今年度のCS活動は、「労働観と将来設計」。将来設計していく中で大事な節目である、高校の進路選択と向き合い、暁秀高校で求められている人物像について考えました。
暁秀高校では、
1.校訓「至誠・創造・奉仕」を具現するために努力できる生徒
2.「自ら学び」「自ら行動する」生徒
を求めています。
そこで、地域に貢献するという行動で示すことで、求められている人物像へと成長しようと考えました。
「地域の幸せとは何か?」「中学生としてできることは何か?」ブレーンストーミングやアイディア共有会などを経て、生徒の提案をもとにグループ分けし、約半年かけて活動してきました。
発表会は、イベント企画チームによるご当地クイズやじゃんけん列車で緊張をほぐしてから始まりました。
1.HIC(ひもマッチョインターナショナルコーポレーション)
沼津の特産品である干物を応援する目的で、「ひもマッチョ」というゆるキャラを作製しました。
進捗(しんちょく)報告、作成したホームページや動画の紹介、そして、今後の展望などを発表しました。
2.外国人向けのパンフレット作製
沼津の名所案内などを英語版に翻訳を試みました。しかしながら、事前調査が甘く、既に多くのパンフレットが英語に訳されていました。
そんな失敗を乗り越え、外国人にニーズ調査をしたり、まだ翻訳されていないものを探したりと、今後どんなことができるのかを再検討するという方針を発表しました。他にも、発表では言葉が通じなくて困っている外国人と日本人のロールプレイを披露し、言葉の壁を取り払う必要性を訴えました。
3.沼津アピール隊☆
沼津市内の名所やカフェを紹介するパンフレットを作成。実際に現地を訪れ取材をしたり、カフェメニューを試食したりと自分たちの足で稼いだ情報を活かしたパンフレット作りをしました。
今後、よりユニークさを出すために改善をして市内に設置してもらう予定です。
4.御殿場線に英語アナウンスを導入する会
沼津駅でアナウンスの意味が分からず困っている外国人に遭遇したことから、英語のアナウンスの導入をJR東海に働きかけました。しかし、今のところ導入の予定はなく、検討事項との返事でした。発表では、自分たちが考えたアナウンスを英語で披露しました。
5.パリピメーカー
イベントを企画して、沼津を盛り上げたい!という思いを持ったメンバーが集まったグループ。地域のイベントに参加して、イベントの在り方を分析したり、運営として必要なことを学んだりしました。
しかし、イベント開催のための様々な障害にぶち当たり、思うように活動が進みませんでした。
とはいえ、今回の発表会は、このグループが企画、運営をして第一歩を踏み出すことができ、今後の活動に期待ができそうです。
6.地域防災
いざというときどんなものが役立つかを考え、防災グッズをリュックサックに詰めるという動画を作製。さらに、地震発生時にどう行動したらいいかというクイズを交えた動画で聴き手に考えさせました。最後には、避難所で役立つ新聞紙の簡易スリッパの作り方をレクチャーしてくれました。
7.町おこし隊
商店街の活性化のために、「パンマルシェ」や「サンタサンタ」など地域開催のイベントにボランティアとして参加。地域の一員として貢献することができました。
また、伊豆を中心に活動しているアート楽しむ団体「スケィルラボリトリィ」とのコラボ企画で、Tシャツやグッズのデザインを提案。試行錯誤を重ね、ただいま開発中です。
8.GGCC
GGCC(Gyoshu Girls Cleaning
Clubの略)のメンバーは市内の公園やトイレを中心に清掃活動を行うグループ。冬休み中に清掃活動を行った様子を発表しました。メンバー募集のポスターや活動報告のポスターなども作成し、活動を盛り上げました。
9.介護施設ふれあい体験隊
福祉活動に関心をもったメンバーが集まり、高齢者施設を訪問した時の様子や活動から学んだことを発表しました。施設の利用者との交流を図れるように、クイズを考えたり、歌の練習をしたりして事前に準備をしてから訪問しました。その甲斐あってか、温かく迎え入れてくださり、出し物も喜んでくださったようです。今後も継続して活動していきます。