和歌山県主催のアジアオセアニアフォーラムに高校2年生バイリンガルコースの冨田依里さんが発表者として選ばれ、7月29~31日に開催されたオンラインフォーラムに参加しました。
今年はコロナウイルスの影響で初のオンラインでの開催となりましたが、中学生の時から「地震や防災」に関心をもち、東日本大震災の爪痕が残る石巻を訪問したり、防災の動画を作成したりと、時間をかけて探究してきた成果を発表することができました。
震災に関する新聞記事をスクラップした探究ノート。中2の修学旅行で九州を訪問する際に旅ノートとして作成。 |
↓プレゼン資料の一部
最終日にはみな親交が深まり、同じ分科会の高校生たちと活発な意見交換や交流を図ることができました。 |
↓↓冨田さんの感想です。
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私はこのアジア・オセアニア高校生フォーラムに津波防災という分野で参加しました。3日間を通して、ミャンマー、フィリピン、ニュージーランド、韓国、そして和歌山の生徒のプレゼンを聞き意見交換やディスカッションを英語で行ったり、また私自身もプレゼンし、他の参加者と共に私たち高校生が防災のために何ができるか考えました。
私の発表では東日本大震災を筆頭とした災害の風化が進んでいることを問題視し、風化を防ぐ手段としてSNSの使用を提案しました。またSNSの使用にあたって想定される問題を事前に考え、それに対してどう対処するかもプレゼンの一部に加え、参加者に提案しました。発表のあとのディスカッションでは様々な質問や意見、提案がありました。中でもハッとさせられたのが、ミャンマーの生徒が意見していたSNSのセキュリティ問題や顔がみえないことに対するリスクについてで、また他にも参加者から私が気づくことのできなかった問題点や改善点なども挙げられたため、このディスカッションでは私自身の提案を様々な視点から考え改善点などを見つけることができました。
また海外からの参加者の方たちは各国で問題になっている災害についての発表を行ってくれたので日本の地震や津波のことだけでなく、ニュージーランドの津波対策やフィリピンの火山を監視し噴火を予知する技術、また災害の一種ともいえるだろうコロナウイルスに対しての各国の対策なども学ぶことができ、とても学びの多く楽しい3日間でした。ただ欲をいえばコロナ問題がなければ行けるはずだった和歌山に行って、実際に他の参加者と対面でディスカッションがしたかったですが…。
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