【NWC企画「しゃべり場:松岡さんと考える!イマドキのジェンダーのあり方」】
3月22日、NWCのオンライン企画として、講師として松岡宗嗣さんをお迎えし、「しゃべり場:松岡さんと考える!イマドキのジェンダーの在り方〜」が開催されました。
生徒たちが松岡さんに質問する形で進んでいきましたが、どんな質問にもとても丁寧に答えてくださり、深く考えさせられるワークショップとなりました。
まず、性には男女やLGBTQと表現されるものだけでなく、多様な性がグラデーションの中にあるということを学びました。偏見をなくすためにも正しい知識を身に付けることが重要だと思いました。
そして、人は「属性」で人を差別してしまうこと、人には誰しも他者にわかってもられないことや認められない部分をもっていることなど人の本質を教わり、ハッとさせられました。たまたま自分の触れられたくないことに他者が気づいていないだけで、自分にもマイノリティーの要素は充分あると。むしろ、それが自分であると。
性に限らず、自分と向き合っていくことは社会における自分の位置や価値を見つけていくことにつながっているのだと思わされました。
また、私たちができることは何かという問いに対して、「当事者ではないからこそできることがある」とお答えいただき、アライ(ally:当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人)になれることを知りました。
ワークショップを通して、多様な人が同じ社会で生きているという、当たり前のことなのに、その大事なことを忘れてしまっていたことに気づかされました。
自分たちの生活の陰で、理不尽な扱いを受けている人や追いやられている人はいないか、もっと想像力を働かせ、視野を広く持って様々な人の存在に気づかないといけないなと改めて思いました。
また、誰もが自分の価値観や背景を持っていて、自分のアイデンティティーを築きながら生きています。当然自分と同じ人間なんて存在しません。だからこそ、同じ社会を共有している仲間であることを認識し、対話を通して多様な人と良好な関係を築いきたいと思いました。そして、一緒により良い社会をつくる仲間になっていかなければならないと切に感じました。あとは、実践あるのみ。行動につなげていきたいです。
これまで私達はWE Are The Movement の一環として、加藤学園暁秀中学校・高等学校の生徒と教師を対象として、日常生活の中で経験するジェンダー不平等に関するアンケート調査と学内でのディスカッションを行いました。
さらに学びを深めるため、3月22日(月)にオープンリーゲイであり、また、政策や法制度を中心としたLGBTに関する情報発信やキャンペーン、イベント、コミュニケーション支援などを行なっている松岡宗嗣さんをお招きしてオンラインでお話をお聞きすることにしました。
ジェンダーに関する疑問を松岡さんと一緒に考える機会になります。
ぜひご参加ください。
日時|2021年3月22日(月)13:00(90分)
場所|オンライン/zoom