誓いのことば
桜の開花は例年よりも早く、日本列島の東北地方まで進み、多くの植物たちが寒い冬を経て、芽吹き、大きく成長する春の訪れとなりました。植物たちと同じように、私たちも新たな成長の季節を迎えました。
たった今、入学許可を頂き、私たち126名は、晴れて加藤学園暁秀高等学校の生徒となりました。
中学校での最後の一年間は、「コロナ禍」という、かつて誰もが経験をしたことがない異例づくしの一年でした。友人に会いたくても会えない、思いっきり大声で騒ぎたくても騒げない、オンライン授業では、久々に会えたみんなの顔が見えるけれど、触れ合うことができない、そんな経験もしました。
今もまだ感染拡大に注意を払いながら生活をしている中ですが、本日、このような素晴らしい入学式を挙行していただけたこと、全員でこの場にいられることを本当に嬉しく思います。
学校の先生方、家族、周囲の多くの人たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。
新しい生活様式で過ごしていくこれからの高校生活に不安はない、と言えば嘘になりますが、いかに学業に励み、将来の宝物になるであろう、高校生活をどのように謳歌していくか、一日いちにちをしっかり考え、大切に過ごしていきます。
高校生となり身体は大きくなりましたが、人としての中身はまだまだ子供です。ここ加藤学園暁秀高等学校での三年間で、先生や友人をはじめ、多くの方々からの刺激を受け、心身ともに大きく成長していきたいと思います。そして、これからの3年間で待ち受けるであろう様々な困難を、プラスに切り替え、前向きに乗り越えていくことをここに誓います。
令和3年4月7日 加藤学園暁秀高等学校1年 代表 大川桔平