日常着の手入れの学習では、衣服の状態に応じた手入れの必要性を学び、適切な手入れが1人1人出来るように「しみぬき実験」を行いました。
事前に生徒達は、割りばし先に脱脂綿を付け、ガーゼでくるんだポンポン棒を手作りして当日使用しました。5日前に付いた4種類のしみ:しょうゆ、ラー油、ケチャップ、カレーのしみ落としにチャレンジです。調味料のしみを落とす担当も事前に決めておき、予め落とし方も調べておきましたが、当日になって何で落とすのか発表されません。みんな若干ドキドキしていました。
しみは衣服の一部に汚れが付着したときに衣服全体を洗わずに汚れを落とす方法として学ぶ必要があります。汚れの種類が水性か油性によっても変わります。
共通の落とし方として、「あて布にしみの付いた衣類を重ね、しみの裏側からたたく」ことです。食事中にケチャップ系の食事やカレーなどでしみが付いてしまう経験も生徒たちのほとんどが経験していました。身近な実験ゆえに真剣に取り組んでいました。カレーは薄いしみにすることが出来ましたが、何日も時間経過が経ってしまいクリーム色止まりでしたが、その他はきれいに落とすことが出来たグループがほとんどでした。次回の授業で各グループの発表があります。しみのビフォーとアフターの画像や各しみの落とし方、振り返りを発表します。
今後この経験を通して生徒の皆さんが、とっさのしみにも落ち着いて何をどうすればよいのか、行動出来ると良いですね!