2023年9月26日火曜日

高1(家庭)シニア体験実習授業(9/19)

 高1A組~α組の5クラスが、9月~10月にかけて家庭基礎:第4章「超高齢社会を生きる」を学習しています。老化を実体験する実習として、沼津社会福祉協議会から体験スーツ一式をお借りし、9/19㈫にシニア体験実習授業を行いました。

 授業形態として「ジグソー学習」を行い、各自が深く学び合うことをしました。

  1. 自分の受け持ったパートごとでペアワークの活動(高齢者と介助者のペアワーク)

A:白内障や聴力低下の高齢者の方

B:筋力の低下が著しい高齢者の方

C:足が不自由で膝の関節も曲がらない高齢者の方

D:手のむくみ、肘が曲げにくい高齢者の方




























  1. 実習直後の授業では元のグループ(全てのコースが集合したグループ)に戻り、他のメンバーに各自の体験したことを説明し、まとめたものをグループごとに発表しました。グループでまとめたものを1つ紹介します。




  1. この学習の今後の予定

    1. 沼津市の高齢者施設「ウェルビーイング大岡」の方からアドバイスをいただいて、実際にグループごとにケアプランを立てる準備を学習する

    2. 架空の内容で、要介護1の高齢者の方のケアプランをグループごとに立て、発表する


<シニア体験授業のまとめ> 

 特に階段の昇降はどのような状態の場合はどんな助けが必要なのか、介助役の生徒は悩みましたが、1歩1歩ゆっくり一緒に歩みながら理解を深めることが出来ました。

終了後の生徒の感想は「50分の授業だったけど、ものすごく疲れました!」と率直なものでした。

日頃の生活では同世代との交流が主ですが、今後は公共交通機関やスーパーで出会う高齢者や祖父母、様々な状況下で少しは意識して配慮ある行動が出来たら良いと思います。

生徒達がすぐ社会で実践できるようなシニア体験であって欲しいと期待します。



<生徒のシニア体験実習後の課題の考察より抜粋>

  • 高齢者の疑似体験をしてみて、一歩一歩動くのも、ちょっとした動きをするのも不便で、高齢者の大変さが身に染みた。例えば椅子に座るのも他人の助けが必要だったり、声を聞き取るのも何回も聞き直さなければならなかった。また身体的な苦痛だけでなく、精神的な苦痛も理解できたと思う。そばで介助者が支えてくれることでとても安心できたので、高齢者や障害のある人に接するときは相手に寄り添い前傾姿勢で落ち着いた雰囲気で話すことが大切だと感じた。


  • シニア体験を通して、今まではできていたのに年齢を重ねるに連れてできなくなることがどれだけつらいことなのかを感じることができました。なんでこんな事もできないのと思わずに、相手の立場になって考えるということの大切さを感じることができました。高齢者のかたの介助をするということ以外にも、相手の立場になって考えるということは大切なので日頃から意識していきたいと思います。その行動が高齢者の方々を今後サポートするときに役立つと思いました。また、近所で困っている人をみつけたら声をかけたり、介助することは高齢者の方々にとってとても心強いものになるということを知ったので、そういう場面になったときにはづ具行動に移せるようになりたいと思いました。


  • 短いあいだゴーグルや、ヘッドフォンをしているだけで、周りの声が聞こえづらくなったり目が見えにくくなったりして不安になった。このような状況で、高齢の方が生活していると知って、祖父祖母だけでなく、地域のおじいちゃんおばあちゃんが困っている様子でなくても、優しく声をかけてあげたり、助けようとしてあげるべきだと思った。肘サポーターをしているおじいちゃんおばあちゃんに服を着せるのはとても難しかった。脱健着患などといった基本は当然のこととして、いちばん大切なのは、相手の気持によりそって、大切に介護することなのではないかと考えた。


  • シニア体験を通して、普段私たちが楽にしている些細な行動も、生活でやっていることも、器具をつけることで不便さを実感した。一回一回動くだけでも体が思うように動かず、疲れてしまった。お年寄りをいたわりなさい、と大人によく言われるが、その言葉の意味を実感し、生活が大変な気持ちを理解することができた。また、器具をつけることでできないことが多く、一人暮らしの高齢者は毎日が不安に感じていると思った。これからは高齢者や障がい者などの体が不自由な方に寄り添って、手を貸したり、体を支えたり、声をかけたり会話を大切にして、体が不自由な方でも安心して生活できるように若い私たちが支えたい。






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