家庭基礎第5章共生分野では、生徒1人1人が防災意識を高めるために「防災クッキング」の実習をしました。今回の調理は「ツナとしめじの炊き込みご飯」です。高密度のポリ袋の中に材料を混ぜ、空気を極力抜き、上部に結んで破裂しないように煮込みます。袋は二重にします。約30~35分経つと出来上がります。
事前に熊本地震で被災され、避難所生活をした方のTwitter記録を紹介しました。避難生活が2週間過ぎると暖かい食べ物、出来立ての美味しいものが欲しくなり、食べたくなるつぶやきがとてもリアルに書かれていました。α米、菓子パン、など配給されるものを画像で見るとやはり我慢の限界が来ます。そこで、水、鍋、高密度のポリ袋、などで簡単に美味しく作ることが出来る炊き込みご飯を作り、生徒達皆が進んで避難所で道具さえあれば皆が活動出来るように防災クッキングをしました。
今回は、水、米、めんつゆ、しめじ、ツナの簡単な材料です。材料から出しもしっかりとれます。
鍋底には皿を置き、ビニル袋がこびりつかないようにします。
材料1人分を入れた袋は蓋をしてこのように空気を抜き、上部で結びます。
今回、家庭科室のガスコンロを使用しました。野外の場合は火起こしをしたり、カセットコンロなどを使います。
茹でている間は、グループでその他のパック調理、この調理後の水の利用法、ローリングストック法について調べました。また、備蓄したいもの10選もグループで出しました。次回の授業で発表します。
出来上がった炊き込みご飯はおにぎりにして試食しました。振り返りのフォームも各自提出しました。
美味しそうですね。
食べ比べしています。
米と水は同量で作りました。浸漬、むらし、混ぜることがなかなか授業50分の中では出来ませんでしたが美味しくいただくことが出来ました。多少柔らかくても高齢の方や幼児にもとてもおすすめの炊き込みご飯です。