事前に株式会社ヤマサワプレス(東京都)さんより廃棄寸前のデニムを再生デニムになったものをグループ分を無償で配送していただきました。また、株式会社ヤマサワプレスさんと取引されている株式会社小島衣料さんから無償でウール3色のご提供もありました。3回目のGDCは2つの会社からの生地提供があり、感謝です。
<本日の授業の流れ>
- 4月から本日までのCSを振り返り
- 2つの会社から提供された生地の紹介
- 山澤さんからグループの小テーマ決めの考え方、グループの1つ1つの係の役割についてお話をしていただく
- 全体の大テーマ「ミライの日常」を関連させた小テーマをグループで考える
- グループの役割も決める(リーダーは前週に決まり、5/23㈭には色やビンテージ具合を見て配送されたデニムを各1本リーダー会議で決まり、本日から選んだデニムを手元に置いている)、その他(デザイナー、モデル、メイキングを当日流してモデルがランウェイするので、その担当である記録係)
製作をする前の重要な決定をグループで考えています。「ミライの日常」と関連して、グループで何を作ろうかな、楽しくもあり、ちょっと苦しい感じになります。しかし、ここを乗り越えてしっかりグループで意見を出し合い、理解を深め、方向性を決め、7月からの製作がスタートします。わからない事、思っていたことより少し調べないとわからない事は出来るだけグループ内で言い合えるような雰囲気も作りたいです。
<山澤さんより>
- グループの小テーマについて
- 自分たちの身近な問題、未来への希望、自分たちの中で考え、何かを付け足して小テーマを考えて下さい。
- ショーまでの意気込みについて
- 当日観に来て下さる方が沢山いらっしゃることを忘れず、みんなが心構えとしてたしなみというものをちゃんと持たないといけないです。
- グループの役割について
- リーダー
- ここまでやらないといけない、ことが1つでも遅れてしまうとショーを観て下さる方々を裏切ることになってしまうので、みんなをまとめることも大事ですが、心配りが必要です。またスケジュール管理をしっかりやり、協調性を持ってグループをリードして下さい。リーダーがグループのまとめ役になり、どうしても決められなくなったときは采配する人となってください。またメンバーはリーダーに従って下さい。期限を気にして下さい。良いリーダーになりましょう。
- デザイナー
- グループで決めた小テーマに沿ったものを色と形にする仕事です。自分たちが持っているイメージ、言語をどれだけ形に出来るか、結構大変だと思います。色の組み合わせ、形、裾、袖、後ろから見た丈の長さなど、360度見ながら全てをイメージにして持っていかなければならないです。デザイナーさんは作品の責任者です。言葉を形にする人です。
- モデル
- 最終工程の花形です。ショーで作品をどう見せるか、どう動くか、が全てを決めてしまいます。デザイナーとモデルの息が合っていないとどうしてもそれがストーリーとして観て下さる方の頭に入らないです。
- 優秀なモデルは必ずデザイナーと色々な話をします。どういう風な世界観を持っているか、見せたいか、沢山ヒアリングします。デザイナーさんはモデルさんに沢山聞いてください。リーダー含め、どういう世界を見せたいのか、考えて下さい。
- 緊張するから嫌だという人もいるかもしれませんが、あくまでも自分を見せるのではないです。グループの作品を見せ、1番頑張ったことを声援とか視線とかで感じる大きな満足感、高揚感、などを肌で体感できる花形選手なので、是非やってみましょう。
- 記録
- 今後の活動を全て記録していき、最終的にはメイキング動画を作ってもらいます。どの部分を切り取ってどういう風にPRしていくか、考えてもらいます。ショーのランウェイの前にメイキング動画が出ます。これを観てからでないと面白くないですよね。どう観てもらうのか、僕は裏方の中で1番好きな役割です。グループの世界観と合ってないといけません。
<今後の予定>
6/27㈭山澤さん来校され、具体的なデザインを下書きしていきます。小島衣料さんのウールもデニムと一緒にデザインの中に入れていきます。どんなデザインになっていくのか、ワクワク、ドキドキしますね。
<生徒の振り返りより>