昨今、グローバル化や技術革新によって、何が起きるか未来予測ができない社会になると言われたり、目先のことに追われ、目の前のことをこなすので精一杯の日々の中にいたりすると、20年後の自分を想像するのは容易ではありません。しかし、今回参加した高校生たちは非常に頼もしいビジョンを持っていました。
川眞田遥花さん(高1)は、「代償として忘れてゆく思いやり」と題し、「高速化していく社会のなかで忘れ去られてゆくかもしれない無償の優しさからくる「思いやり」を、私たちは技術の開発より、何よりも大切にしなければならないのではないだろうか。」と献身的な思いやりを自然を慈しむ日本人の心のありようと重ねて述べました。
平野琴葉さん(高1)は、「原点回帰で男女平等の教育を目指す」と題し、「紛争や戦争を巻き起こし悲しい歴史を繰り返さないためにも、SDGsが掲げる男女平等の教育を実現することが必要である。」と問題の原点に立ち戻る重要性を、ITによる技術革新によって生まれた余暇の使い方や、来た時より美しくの清掃精神をもとに述べました。
南 佑弥さん(高3)は、「日本で働く女性がもっと活躍できる社会を築くことだ。20年後の将来は自分で考案した働く女性をサポートするサービスで起業していたり、あるいは日本の大手企業の人事部で新たな社内サービスを発起していたりしたい。」と夢の実現のために、「海外大学に進学し、現地の文化に浸ることで日本とは異なる価値観を発見し、それを日本社会に取り入れて女性がもっと活躍できる環境を作りたいと考えている。」と力強く語りました。
参加者からの質問に答える川眞田さん
他の発表者の意見に耳を傾ける
無事にフォーラムを終えて満面の笑み