2020年12月31日木曜日

第2回カリグラアート展

 12月14日~19日まで、高校2年生バイリンガルコースの髙野乃愛さんを中心とした有志メンバーが、「カリグラアート展」を開きました。今回のテーマは「ジェンダー」。それぞれの生徒の思いと共にご覧ください。


ジェンダーマイノリティーと称される人々が自分自身のせいによって生きづらさを感じている背景には周りの人がそのことを悪い意味で取沙汰しているということがあります。皆が自分らしくいられるために「又」を人に見立て、それを包むようにした「受」を書きました。
(高2・髙野乃愛)


「人間を好きになるのであって、その人の性別に恋するわけではないわ」
ルナ・ヴェアリさん
ヴェアリさんは、18歳当時、自身がバイセクシャルだと公言し、「幸せになる道を個人が自由に選べる世界になること」を願って語りを続けている。
(高2・久保田茄音)


「性の可能性は無限大!」
この作品で「性別」という言葉を「性∞」という字に変えました。「別」という男と女を隔てるようなイメージを連想させる字を「∞(無限)」という字に変えることによって性は男と女だけではなく、人それぞれの生き方があるのだということを表現しました。
(高1・中村至恩)


「助け愛・思い愛・認め愛」
この世の中をジェンダーフリーな社会にするために、3つの要素が必要だと考えました。それは「助け合い」「思い合い」「認め合い」です。今はまだジェンダーフリーな社会を実現できていません。あともう少しの「愛」が必要です。ですから、「愛」を3つの要素に組み込むことで、全ての人が平等に生きることができると伝えたいです。
(高1・石井花怜、岡田桜子)


「私らしく生きる」
私は、私。
(高2・ホルニャック乃莉子)


「性自認」
この作品を見て驚いた方もいると思います。でも、この言葉は皆さん一人一人に関わっていて大切なことだから作品にしました。
一人一人が自分の性を意識して、それを自分で認める、それが他者への理解にも繋がります。
(高2・平野琴葉)


「繋(人+人)+愛=平等」
ジェンダーフリー(男女平等)の実現には人と人が繋がり、そこに愛が加わることが必要であり、また大切だと考えました。互いを思いやり、認め合うこと。協力し合い、手を取り合うこと。これらを全てこの作品の式に込めました。
(高1・石井花怜、岡田桜子)


「せいべつ」
「星」は「生」という感じが含まれています。性別という「枠」にとらわれずに、自分らしく力強く生きるという意味を込めました。また、星は無数にあるように、人の性とは2つに区別できなく、多様性に満ちたものだということを表現しました。
(高1・池田楓悠、パーメンター・ヘレン)


第19回男女共同参画週間のキャッチフレーズ 優秀賞
「夢を性別なんかに壊させない」
沖縄県 長井謙さん
「学び」と通じて男性も女性も、一人一人が多様なライフキャリアの形成と選択ができる社会の実現に向けたキャッチフレーズ。
(高2・久保田茄音)


「虹色の絆」
この虹色はLGBTのシンボルであり、それぞれの色が意味をもちます。
ピンク=Sexuality 赤=Life オレンジ=Healing 黄色=Sunlight 緑=Nature 水色=Magic 青=Harmony 紫=Sprit
この全ての要素が互いに理解し合い共存できるようにこの「虹色の絆」という言葉を選びました。
(高2・山口遥菜)


「pride」
みなさんは「プライド」をご存知ですか?ここでいう「プライド」は自尊心、自負心のことだけではなく、世界中で行われているLGBTQのパレードのことを指します。
私は約1年間海外留学をしていた際にこの「プライド」パレードに参加しました。そこでセクシャルマイノリティの方々が自身のアイデンティティーを誇り高く掲げる姿に感銘を受けると同時に、男女双方尊重し合える社会を目指すジェンダーフリーについて考える機会でもあることを知りました。男性も女性も自分のアイデンティティーに「プライド」、誇りをもちながら、それぞれを理解し合おうというゴールも目指したいという気持ちを込めながら“pride”の言葉を書きました。
(高2・金子美優)




♪中学校・高等学校合唱部 訪問演奏♪

  3/21(木)に同じ地域の光長寺幼稚園さんに部員 16 名で伺い、「音楽を通して、地元の幼稚園児と世代を超えた交流」を行ってきました。同じ地域でも少し距離はありましたが、学校と幼稚園をみんなで往復徒歩で訪問をし、自分達で機材のセッティングを行い、園児 160 名の前で歌ったり...