「郷土の伝統と文化(道徳)」
日本の伝統加工食品である味噌を中高一貫コース(1組~3組)では手作りしました。コロナ禍の今年は、6月に仕込み、熟成後の1月にその味噌を使って具だくさんの味噌汁を作り、味わいました。バイリンガルコース(4組)の生徒も試食しました。
更に、味噌作りのプロからお話を聞ける機会を持つことが出来ました。オンラインで各クラスとつなぎ、五味醤油(甲府市)さんのご協力の下で味噌工場見学ツアーを実施しました。
麹を作る部屋(室)、蒸した大豆をつぶす機械、大きな圧力鍋、全国でも約50店舗しかない味噌を入れた木桶、全てが新鮮でした。
伝統を守り、広めていこうとする五味醤油さんの素敵なお話により、この約千年も続く日本の味噌文化を未来にも残すべきであることを強く感じ、深く学びました。五味さん、改めて感謝申し上げます。
☆ 生徒のワークシートより
木桶を使う味噌屋さんが減っていることで、木桶を作る人も減っていることは、これからいろんな文化を残していくという課題を考える時に配慮すべきだと思いました。
今の時代になって機械を使うことなども増えたけど、麹は手を使っていた。
家ではいつも当たり前のようにあり、当たり前のように食べていた味噌。味噌の作られ方や裏側を知ることができ、興味深かった。
みそを作っている約1000社の工場のうち、木桶を使っているのは約50社だという。木桶を作る職人も減っている中で、伝統を受け継ぐために修復しながら使い続けていることに感動した。
実際に行って、香りも感じたいと思った。機械と人の力の両方で作っていて手間をかけているんだなと思った。
リモートで離れたところの見学ができるなんて本当に貴重な体験だと思った。味噌が食べたくなる授業だった。
五味醤油さん(社長:五味仁さん、副社長:五味洋子さん ご兄妹です。)
室:常夏の温度・湿度で3日間かけて麹を作る
米に麹菌を付着させ、出来立ての麹です。麹菌がふわっと米を覆っています。
約2メートルの木桶
みそを木桶から出している
無事に終わりました。楽しく学べました。五味さん、有難うございました。