2学期に行った中学2年生のSC(総合的な学習の時間)のレポートです。(前回のReportはこちら)
2年生の大きなテーマは「SDGs×ローカル」です。2学期はまず、「SDGs2030」の169コのターゲットに新しくできたアイコンにつけるコピーの日本語版を制作するプロジェクトに参加しました。
SDGs 169ターゲットアイコン日本版制作プロジェクト
今の子どもたち・学生たちが社会の主役となる2030年。その時、この世界がどうあるべきかを示したのが、SDGs(持続可能な開発目標)です。この参加型プロジェクトは、全国の子どもや若者たちと一緒に、SDGs17のゴールの下に設定された169のターゲットアイコンの日本版を制作します。英語で書かれた原文を読み、その背景を調べ、一人でも多くの具体的行動につながるオリジナルな日本語コピーを考え応募してください。(HPより)
各Goalに別れ、それぞれに設定されているターゲットの日本語版及び英語の原文を読み込み、それをわかりやすい「コピー」に落とし込みます。
辞書やPC・タブレットを活用しながら、ゴールを取り巻く問題点を細かく理解していく作業はなかなかたいへんだったようですが、ターゲットを理解することで、複数の視点からGoalを理解することができたようです。
また、「伝わるコピー」とはどのようなものなのかを話し合い、国語で学習した表現技法などを活用し、関心を持ってもらう工夫をしていました。
実際に応募したターゲットアイコン用日本語版コピーの一部です。
【生徒たちの振り返りより】
★難しい英単語も多く、より分かりやすい日本語に直すことに苦労した。できるだけシンプルに何をどうするという形で書くことに工夫した。 SDGsのターゲットは私のチームが担当した16番のゴールでは「子供を暴力を振るわず大切にする」など当たり前のことができていない地域もあることを知らされた。例え小さな当たり前なことでも、世界中のみんなが協力することの大切さが分かった。
★和訳したところを見るだけでは何もわからなかった。みている人の興味を引き付けるような言葉を選ぶのが難しかった。言葉をそののまま言わず、ものを使いたとえたのが工夫点。担当したsdgsで世界の水の環境が思った以上いひどくてすぐ変えないといけないという考えになった。
★キャッチコピーを作ることは楽しかったです。英語の文を翻訳したものは長く、聞いたことのない言葉なども多かったので、要約して分かりやすくすることが大変でした。SDGsのゴールひとつずつにターゲットがあることは知っていましたがひとつひとつ読むと納得できるような具体的な目標が書いてあってゴールの意味をあらためて理解できたと思います。
★今回担当したSDGs10は「平和」について書かれたもので、「平和」といっても具体的に説明することができなくて難しかったです。もともとの和訳があったというところでも、工夫をしてそれとは違ったものにしようとも思いました。SDGs10の目標達成はまだ難しそうです。しかし、みんなが少しでも意識して過ごせば小さな変化は起きるのではないかと思いました。
★一つでも多くの具体的行動につながるオリジナルな日本語コピーを作る為に、班員と意味が通る言葉を探すのが難しかったです。でも、類語を調べて伝わりやすい言葉を探したり、まとめたりして作ったキャッチコピーに込められたメッセージが、世の中の変わるきっかけになって欲しいと思いました。