3月13日、「環境問題を自分事に!」をモットーに活動しているECO校によるオンラインワークショップが開かれました。6回目のテーマは「富士山のゴミ問題」。
2013年に世界文化遺産に登録された富士山ですが、環境保護や文化的価値の継承など、様々な課題がユネスコから提示されています。
その中でもゴミ問題は、私たちのちょっとした心がけで解決できます。
富士山で落ちているゴミは、登山者が不用意に落としてしまった物が多いようです。
富士山は標高が高く気温が低いため、人工物はもちろん食品やし尿も分解されずそのまま残ってしまいます。ビニールなどが風で飛ばされないようにリュックサックの口をしっかり閉める、たとえ登山用具が壊れたとしても放棄せず必ず持ち帰る、「自分のゴミは全て持ち帰る」そんな当たり前のことを当たり前に行うことが一番の解決策です。
・・・えっ、これって登山者のマナーの問題で、富士山に登らない自分は関係ない!なんて思いませんでしたか?
・・・いやいや、登山しなくても私たちにも関係あるのです。
富士山の現状を知ることによって、何かアクションにつながったり、これから登山する人に啓発することができたりと「知恵のボランティア」に関わることができるのです。
コロナ禍で活動が制限されがちだからこそ、この期間に「現状」を学び、誰かにその情報を伝え「知恵のボランティアの輪」を広げることで、アクションの準備ができるのです。
富士山のゴミ問題に対して実際に行われいる活動として
①清掃活動 ②トレイの整備 ③アリガト山ゼロゴミポーチの配付
などがあるようです。
「知恵のボランティア」で学びを得たら、実際に行動する「汗のボランティア」に参加したいですね。
さて、ECO校の今年度はオンラインでの啓発活動が中心でしたが、来年度はパワーアップして参加者の皆さんと「エコ活」をアートにしていきます。