「第1回国際声楽コンクール東京 ミュージカル中学生部門」において、中学3年生の梁世姫さんがみごと優勝しました。
梁さんは、全国大会本戦ではミュージカル『ヘアスプレー』の「グッド・モーニング・ボルチモア」を歌唱しました。
梁さんのコメント
今回のコンクールへの挑戦は5月から始まりました。
審査は、6分以内の自由曲を演奏し競うというものでした。私は9年間学んできたことを活かして英語での歌唱を選びました。静岡大会ではブロードウェイミュージカル「ヘアスプレー」のオープニング曲を,東日本大会ではミュージカル「ウィキッド」の代表曲を歌唱しました。
どちらの曲も感情の移り変わりが多く、音程差もあり、とても難しい曲でしたが、自分にとって成長出来る曲だと思い、選曲しました。
練習は多いときは週6日、1日2時間、発音やリズム、音程、ダンス、表情、それぞれ役の気持ち、色んなことを研究し、声楽の先生から基礎をしっかり学びながら上達に励みました。学校の課題との両立に苦しいときもありましたが、優先順位を考え、苦手だったスケジュール管理も少しずつ努力し何とか乗り越えることが出来ました。
9月22日の東日本大会では劇団四季の子役として出演経験のある子たちも数人エントリーしていて、さすが「東日本」だなあとちょっと緊張していました。結果、第一位という成績を頂くことが出来て、嬉しかったです。でも、100%は力を発揮出来なかったと思います。本番で100%発揮する為には、200%準備してこそ。ということを実感しました。
全国大会は、東日本大会と西日本大会でそれぞれ入選した人達が集まり、前回と別の曲で競うものでした。
悔いのないくらい練習してきたので、これが最後、楽しもう!という思いで、緊張せず楽しんでパフォーマンス出来ました。全力を出し切れたので結果がどうであれ、受け入れられる気持ちでした。全国大会は想像以上にレベルが高くて、結果発表まで誰が入賞するか全く想像出来ませんでしたが、1位で自分の名前が呼ばれたときの嬉しさは味わったことのないくらいの感動でした。初めていただいたトロフィーを枕元に置いて寝ました。
全国大会では、審査員全員が講評を書いてくださいました。たくさんのお褒めの言葉や、こうしたらもっと良くなるというありがたいアドバイスもたくさんいただきました。
そして、歌唱力や表現力以外に、英語の発音について良い評価をしていただいたことがとても嬉しかったです。
今回、他部門の大人の方たちの演奏も聞けて、たくさんのことを学べました。自分の課題も見つかったので、今回の結果に満足せず、明日からまた更に向上するよう基礎練習を積んでいきたいと思ってます。