中学2年生の高井皇輝くんの作品が「第8回親守詩静岡県大会」にて優秀賞に輝きました。
「お父さん キャッチボール ありがとう 共に良い汗 思い出時間」
【NWC企画「しゃべり場:松岡さんと考える!イマドキのジェンダーのあり方」】
3月22日、NWCのオンライン企画として、講師として松岡宗嗣さんをお迎えし、「しゃべり場:松岡さんと考える!イマドキのジェンダーの在り方〜」が開催されました。
生徒たちが松岡さんに質問する形で進んでいきましたが、どんな質問にもとても丁寧に答えてくださり、深く考えさせられるワークショップとなりました。
まず、性には男女やLGBTQと表現されるものだけでなく、多様な性がグラデーションの中にあるということを学びました。偏見をなくすためにも正しい知識を身に付けることが重要だと思いました。
そして、人は「属性」で人を差別してしまうこと、人には誰しも他者にわかってもられないことや認められない部分をもっていることなど人の本質を教わり、ハッとさせられました。たまたま自分の触れられたくないことに他者が気づいていないだけで、自分にもマイノリティーの要素は充分あると。むしろ、それが自分であると。
性に限らず、自分と向き合っていくことは社会における自分の位置や価値を見つけていくことにつながっているのだと思わされました。
また、私たちができることは何かという問いに対して、「当事者ではないからこそできることがある」とお答えいただき、アライ(ally:当事者たちに共感し、寄り添いたいと思う人)になれることを知りました。
ワークショップを通して、多様な人が同じ社会で生きているという、当たり前のことなのに、その大事なことを忘れてしまっていたことに気づかされました。
自分たちの生活の陰で、理不尽な扱いを受けている人や追いやられている人はいないか、もっと想像力を働かせ、視野を広く持って様々な人の存在に気づかないといけないなと改めて思いました。
また、誰もが自分の価値観や背景を持っていて、自分のアイデンティティーを築きながら生きています。当然自分と同じ人間なんて存在しません。だからこそ、同じ社会を共有している仲間であることを認識し、対話を通して多様な人と良好な関係を築いきたいと思いました。そして、一緒により良い社会をつくる仲間になっていかなければならないと切に感じました。あとは、実践あるのみ。行動につなげていきたいです。
米国発足のグローバルな経済教育団体「ジュニア・アチーブメント(JA)」主催の Travel and Tourism Business Program (TTBiz) 2020にて、高校2年生バイリンガルコースのチームが、3月14日に開かれたGrand finalで優勝しました。
TTBizは、海外の高校生と一緒に旅⾏ビジネスプランを作ることを目的にした観光ビジネスコンテストで、8月からシンガポールと韓国の高校生とチームを組み、日本を訪問する観光プランを作り上げました。バックグランドや価値観が異なる中、何度か対立もあったようですが、共催企業であるアクセンチュア株式会社の社員さんのサポートを受けながら、何度もチームミーティングを重ねて最高のプランが出来上がりました。
本チームは、大学に入学する前のギャップイヤー期間を利用した静岡県を巡るツアーを企画しました。
コロナ禍の影響で海外旅行がなかなかできない状態が続いておりますが、コロナ後の観光ニーズを分析し、静岡県の名所で日本文化を経験しながらロングライフラーナー(生涯学習者)となっていくプランを提案しました。
3月13日、「環境問題を自分事に!」をモットーに活動しているECO校によるオンラインワークショップが開かれました。6回目のテーマは「富士山のゴミ問題」。
社会問題を自分事として捉え、行動している ”National World Committee(NWC)”の活動が「公益財団法人ふじのくに未来財団」さんのホームページで紹介されています。
コロナ禍の影響で様々な活動が制限されている中でも、オンラインでクイズ大会を開いたりプレゼンテーションを行ったりして、啓発活動を地道に続けています。
よりよい社会を築くためにも、社会問題に関心をもって自分ができることを実行していきたいです。
3月下旬には「ジェンダー平等」に向けたオンラインイベントを企画しています。
乞うご期待!
3年前の入学式、誰も顔と名前がわからないまま、学校生活が始まりました。最初は友達を作ることができるかなどの不安や焦りがありました。しかし、周りの友達が声をかけてくれたので、すぐにクラスに馴染むことができました。
僕はバスケットボール部に入部しました。そこでは、顧問の先生から、「何事にも感謝の気持ちを忘れてはいけない」ということを教えていただきました。
私たちは、2年生になると「先輩」と呼ばれ、少し大人になった気分を味わっていました。部活動も私たちの代となり、本格的に試合に出場し、より一層先輩としての責任が強くなっていきました。毎日の辛い練習も、チームの仲間たちとともに乗り越え東部では準優勝し、念願の県大会に出場が決まった時は、仲間と共に喜びを分かち合いました。試合の時には毎回、学年の友達やチームメイトの家族も、応援に来て下さいました。何より私の支えとなったのは、バスケ部の仲間8人の存在です。
3年間必死に戦って、作り上げてきた絆は、一生の宝物です。これからは同じチームで戦うことはできないけれど、それぞれの場所で、お互い頑張っていきたいです。
暁秀祭。クラス一丸となって、全力で取り組みました。中でも文化祭が印象に残っています。ダンスの得意な友達が、振り付けから、上手に踊るコツまでを丁寧に教えてくれました。そのおかげで私たちのクラスは優勝することができ、最高の思い出になりました。
修学旅行はシンガポールへ行きました。学校で事前学習を入念にしましたが、現地では調べたこととは違う魅力をたくさん実感することができました。湿度や温度の高さに、初めは戸惑いましたが、天候にも恵まれ、楽しい修学旅行になりました。クラスの枠を超えと共に行動することで多くの仲間と絆を深めることができました。
3年生になる少し前にその時が突然訪れました。「緊急事態宣言により全国の学校が休校。部活動も禁止。」これから中学校最後の年が始まろうとしている時に、コロナ可禍により部活動だけでなく、学校にすら行けなくなってしまったのです。私は顧問の先生がおっしゃっていた「何事にも感謝の気持ちを忘れてはいけない」という言葉を思い出しました。当たり前のように学校で会っていた友達や先生。当たり前のように活動していた部活。このような学校生活も一つ一つは、本当は「当たり前」ではなく、私たちを大きく成長させてくれる大切な「宝物」であることに気づかされたのです。
私たち88名は様々な困難を乗り越え、今日無事に卒業式を迎えました。この3年間は瞬く間に過ぎていきました。しかしその背景にはたくさんの人が、私達を支えてくれていたことが今ならよくわかります。頼ってくれた後輩たち、今まで私たちのことを全力でサポートしてくださった先生方。どんな時でも私たちを一番近くで応援し、見守ってくれた家族。そしてなにより、3年間切磋琢磨し。苦しい時も嬉しい時も笑いあってきた友達。ここでは言い切れないほどの人に感謝を伝えたいです。これからは「何事にも感謝すること」を忘れないで、どんなときも「前向きにひたむきに」努力し続けていきたいです。
「今まで本当にありがとうございました。」
令和3年3月10日 卒業生代表 若菜 晴
桜のつぼみが膨らみ、春の足音が近づきつつある今日、3月10日私たち卒業生130名は、ここ加藤学園暁秀高等学校を卒業します。
と、このように始まる答辞を体育館で聞きながら、みんなに送られて卒業していく。それが、当然のように来る未来なのだと、つい昨年まで信じて疑いませんでした。当時、誰がこんな一年を予測できたでしょう。
だからこそまずは、このような状況下で卒業式を実施してくださったことに、卒業生を代表して感謝を述べさせてください。
本当に、ありがとうございます。
振り返れば、私たちは、異例づくめの学年でした。
自分の台の大学受験で大きな変更があるかもしれない、それを知ったのは、小学生の頃でした。私が暁秀を選んだ大きな理由の一つも、来る新入試に柔軟に対応していける先生方と、一緒に切磋琢磨出来る仲間がいると思ったからです。
暁秀高校での生活は、充実していました。勉強に、部活、暁秀祭をはじめとした学校行事。なんということのない普通の放課後に、友人と一緒に三階からの沼津の町並みと美しい夕焼けを見て、「あー、なんか楽しいことないかな。」と口癖のようにつぶやいていたあの時間も、今となっては大切な思い出です。
高2の後半。修学旅行が終わると、外部模試が続き、私たちは本格的に入試に向かって行きました。どう変化するか予測できない入試に立ち向かう気持ちは、不安そのものでした。
そして、そんな時にコロナはやってきました。当たり前が当たり前じゃなくなる、それを世界中の人々が経験することになりました。楽しみに準備を続けてきた最後の暁秀祭も、部活の大会も、全て中止。そしてなにより、普通の学校生活が送れなくなりました。
学校に行かなくていい。願ってもない夢のような日々のはずだったのに、それが本当はいかに不安で大変か、実際に体験して初めて痛感させられました。
しかし、この休校期間を通じて、暁秀で良かったという思いも強くなりました。オンライン事業への迅速な変更、その様子はテレビにも取り上げられるほどでした。 Google Classroom に担任の先生が投稿する文章や、みんなのコメントを読んで、ほっとしたり、元気が出たり、頑張る力をもらいました。
コロナと新入試が重なる中で、先生方は様々なことに配慮しながら、私たちを導いてくださったのだと思います。充実した3年間の学校生活があったのは、先生方のおかげです。いくら感謝しても、し尽くしません。
もう一つ、この場をお借りして伝えたい気持ちがあります。それは家族への感謝です。母さん、18年間、僕を大切に育て、支え、そばにいてくれてありがとう。一緒に笑い転げたあのときも、相談に乗ってくれたあのときも、そして感情をぶつけ合ったあのときも、数え切れないあなたとの思い出が、今の僕を形つくっています。母さん、僕を産んでくれてありがとう。4月から、僕はあなたのもとを離れます。あなたの腕の中で守られてきた僕が、これからは一人で歩いて行きます。どうか遠くで見守ってきてください。例えどんなに離れても、あなたはずっと、私にとって大切な、大好きなお母さんです。
さて、ここからは私たちの話をしましょう。今、世界はめまぐるしく変化しています。錯綜する国際問題、環境問題、そしてコロナウィルス。いつも通りの日常は、しばらく戻ってきそうにありません。常に、新しい事態への対応に追われることとなりそうです。私たち一人ひとりの能力が試されるでしょう。でも、この一年、異常事態の奈加で、自分の未来をつかみ取ろうと必死にもがいてきた私たちになら、きっと大丈夫です。思い出や経験は力になります。
この特別な一年は、私たちに遠く羽ばたくための大きな力を与えてくれました。
僕には見えます。みんなが自分の場所で活躍し、社会に貢献している未来が。
僕には見えます。みんなが大切な人たちに囲まれて幸せに過ごしている日々が。
十年後、二十年後、それが現実になる時に向かって、それぞれの道に、今日、私たちは第一歩を踏み出します。
最後になりましたが、母校のますますのご発展と、先生方のご健勝、ご活躍をお祈りし、卒業生代表の挨拶といたします。
令和3年3月10日 卒業生代表 趙子毅
2022年度(1組~4組)、2023年度(1組~3組)、2024年度(1組~3組)までの中学2年生の探究学習では廃棄寸前のデニムのアップサイクルした製作に取り組みました。素材は東京の株式会社ヤマサワプレスの代表取締役の山澤亮治さんから無償で提供していただき、毎回のテーマを決...