2021年1月29日金曜日

第3回カリグラアート展

1/121/16、高校2年生バイリンガルコースの髙野乃愛さんを中心とした有志メンバーが、「カリグラアート展」を開きました。今回のテーマは「いじめ」。

 

「目の前の人・時・気持ちを大切に」

この作品のメッセージはすべての人に今目の前のものすべてを大切に、そして、すべてに感謝することを伝えています。

(高1・眞木花音、岡田桜子、石井花怜)

 

NOという勇気」


日本人は皆優しいと私は思う。

でも、その優しさって自分を抑え込んでいるからなんじゃない?

自分で自分をいじめないで、

もっと自分に優しくなろう。

NO”は自分の弱さじゃない。

NO”は相手の全否定じゃない。

NO”をもっと自分のために表現していこう。

(高2・平野琴葉)

 

「立場」

「立場」という言葉の「立」という字を小さく遠くに描くことで、いじめられている人を表現し、「場」という字を横に間延びさせることでいじめを見ている大勢を表現した。そして矢印を用いることで「場」の人たちに自分が「立」になったらどうのように感じるのかを考えてもらうようにした。

(高2・髙野乃愛)

 

「あと五秒 考えてみよう あの子の気持ち」

僕は今回この作品を俳句にすることで皆にリズムよく伝わりやすいようにしました。

この作品はいじめている人、いじめられている人、どちらでもなくいじめの現場を見て見ぬふりをしている第三者に向けて書きました。

第三者は、いじめを発見すれば大概すぐ自分の保身に走り、いじめに加担したり見て見ぬふりをしてしまいます。

そうではなくあと五秒立ち止まって考えてみよう。その五秒で何かが変わるかもしれないということを伝えています。

(高1・中村至恩) 

「その五秒で 変えてみせよう あの子の人生」

いじめられた人はそれがきっかけで精神疾患に老い入ったり、不登校になったり、一生のトラウマになってしまったり…人生を大きく左右されてしまうことがあります。だからこそ、とても勇気のいることだけれど、衝動的にその立場から逃げ目を背けるのでなく、あと五秒立ち止まり自分の取るべき行動を考えることが大切だと思いました。そこで手を差し伸べることで、その人の人生を変えることになるかもしれません。

(高1・池田楓悠)

 

「言葉の力」

現代には心無い言葉があふれています。物理的ないじめに限らず、オンライン上でのサイバーいじめや誹謗中傷が後を絶ちません。言葉は時に人を傷つける武器になるのです。本人が思う以上に相手を傷つけてしまう、言葉の威力を私たちは改めて認識しなくてはいけないのではないのではないでしょうか。しかし、言葉は時に人を癒す優しさにもなります。傷ついている人、辛い思いをしている人を救うようなそんな温かい言葉もあるべきです。そして、人が傷つけられる状況を見て見ぬふりをするのではなく、自身の言葉で声をあげるという意味でも私たちは言葉の力を意識することが必要です。世の中が心ある言葉であふれることを願っています。

(高2・金子美優)


~~ 

最後に、金子みすゞさんの「こだまでしょうか」という詩を紹介します。

 

「遊ぼう」っていうと

「遊ぼう」っていう。

「馬鹿」っていうと

「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと

「もう遊ばない」っていう。

そして、あとで

さみしくなって、

「ごめんね」っていうと

「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、

いいえ、誰でも。

 

当然のことですが、自分と他人は異なる存在です。

でも、使う言葉次第で、誰とでも「こだま」のように響き合える関係になれるのです。

今から5秒であなたも新しい関係を築いてみませんか?


2021年1月11日月曜日

模擬国連(Uji MUN)

12月14~16日に、立命館宇治高等学校主催の模擬国連に高校2年生2名の生徒が参加し、Georgiaを担当しました。


Uji MUNでは、ZOOMを使用して参加者のみなさんと繋ぎながら、ディスカッションを行いました。私たちはジョージア大使として、防災管理、自然保護、そして砂漠化防止について各国と話し合い、それぞれのトピックの諸問題についての解決策を考えました。今回のMUNはオンラインで行われたということもあり、MUNに特有の論理的思考を学ぶことができたと同時に、オンラインで建設的なディスカッションをするために重要なコミュニケーション方法も学習することができました。オンラインでコミュニケーションを取ることが今後も続くであろうこの時期に、全く知らない同年代の人々と画面越しに長時間、議論ができたことはとても貴重な経験だったと感じています。今回の経験で得た一つの学び、「他人の顔を見ることができないからこそ、いつも以上に積極的に」ということを、今後の、色々な分野のオンラインコミュニケーションに活かしていきたいです。

(立松みどり)

今回の模擬国連に参加して感じたのは、英語力はそこまで重要ではないということです。勇気をもって発言し続ければ、いかに適当な英語でも案外通じます。大切なのは、コミュニケーションを取ろうとする姿勢だと思います。(実際私のガバガバな英語でも三番手ぐらいになることはできましたし、友達もできました。)この模擬国連を通して、発言力・言語化、いい意味でハートを強く持つこと、そして協力することの重要性を学べました。

(中原瑠南)




2021年1月4日月曜日

“The importance of connection with people“

2021年、決意も新たに新年を迎えていることでしょう。

高校2年生の吉田健人くんと中森帆南さんが、新しいことへチャレンジしていくことで様々な人とつながる意義を英語でプレゼンしました。

コロナ禍で活動が制限される日々が続いていますが、新しい生活スタイルでの活動やオンラインでの活動も増えています。今年は、何か新しいことに挑戦して新たな自分と出会う一年にしていきたいですね。

―――

僕は高校1年生の夏休みにイングリッシュキャンプというイベントに参加しました。英語を話す機会になるのはもちろん、海外の人や同じ日本人から刺激を受けました。全く知らない人と話すことは人によってはとても難しいことだと思います。しかし、話しかければまた話しかけられる。そして、それにテキパキと答えることはとても重要です。そのような自分から話す、話しかけるような関係が築けるのもコミュニティの良いところです。僕はまたこのような機会が有れば積極的に参加したいです。

(高2・吉田健人)

 
(約5分)


2020年12月31日木曜日

第2回カリグラアート展

 12月14日~19日まで、高校2年生バイリンガルコースの髙野乃愛さんを中心とした有志メンバーが、「カリグラアート展」を開きました。今回のテーマは「ジェンダー」。それぞれの生徒の思いと共にご覧ください。


ジェンダーマイノリティーと称される人々が自分自身のせいによって生きづらさを感じている背景には周りの人がそのことを悪い意味で取沙汰しているということがあります。皆が自分らしくいられるために「又」を人に見立て、それを包むようにした「受」を書きました。
(高2・髙野乃愛)


「人間を好きになるのであって、その人の性別に恋するわけではないわ」
ルナ・ヴェアリさん
ヴェアリさんは、18歳当時、自身がバイセクシャルだと公言し、「幸せになる道を個人が自由に選べる世界になること」を願って語りを続けている。
(高2・久保田茄音)


「性の可能性は無限大!」
この作品で「性別」という言葉を「性∞」という字に変えました。「別」という男と女を隔てるようなイメージを連想させる字を「∞(無限)」という字に変えることによって性は男と女だけではなく、人それぞれの生き方があるのだということを表現しました。
(高1・中村至恩)


「助け愛・思い愛・認め愛」
この世の中をジェンダーフリーな社会にするために、3つの要素が必要だと考えました。それは「助け合い」「思い合い」「認め合い」です。今はまだジェンダーフリーな社会を実現できていません。あともう少しの「愛」が必要です。ですから、「愛」を3つの要素に組み込むことで、全ての人が平等に生きることができると伝えたいです。
(高1・石井花怜、岡田桜子)


「私らしく生きる」
私は、私。
(高2・ホルニャック乃莉子)


「性自認」
この作品を見て驚いた方もいると思います。でも、この言葉は皆さん一人一人に関わっていて大切なことだから作品にしました。
一人一人が自分の性を意識して、それを自分で認める、それが他者への理解にも繋がります。
(高2・平野琴葉)


「繋(人+人)+愛=平等」
ジェンダーフリー(男女平等)の実現には人と人が繋がり、そこに愛が加わることが必要であり、また大切だと考えました。互いを思いやり、認め合うこと。協力し合い、手を取り合うこと。これらを全てこの作品の式に込めました。
(高1・石井花怜、岡田桜子)


「せいべつ」
「星」は「生」という感じが含まれています。性別という「枠」にとらわれずに、自分らしく力強く生きるという意味を込めました。また、星は無数にあるように、人の性とは2つに区別できなく、多様性に満ちたものだということを表現しました。
(高1・池田楓悠、パーメンター・ヘレン)


第19回男女共同参画週間のキャッチフレーズ 優秀賞
「夢を性別なんかに壊させない」
沖縄県 長井謙さん
「学び」と通じて男性も女性も、一人一人が多様なライフキャリアの形成と選択ができる社会の実現に向けたキャッチフレーズ。
(高2・久保田茄音)


「虹色の絆」
この虹色はLGBTのシンボルであり、それぞれの色が意味をもちます。
ピンク=Sexuality 赤=Life オレンジ=Healing 黄色=Sunlight 緑=Nature 水色=Magic 青=Harmony 紫=Sprit
この全ての要素が互いに理解し合い共存できるようにこの「虹色の絆」という言葉を選びました。
(高2・山口遥菜)


「pride」
みなさんは「プライド」をご存知ですか?ここでいう「プライド」は自尊心、自負心のことだけではなく、世界中で行われているLGBTQのパレードのことを指します。
私は約1年間海外留学をしていた際にこの「プライド」パレードに参加しました。そこでセクシャルマイノリティの方々が自身のアイデンティティーを誇り高く掲げる姿に感銘を受けると同時に、男女双方尊重し合える社会を目指すジェンダーフリーについて考える機会でもあることを知りました。男性も女性も自分のアイデンティティーに「プライド」、誇りをもちながら、それぞれを理解し合おうというゴールも目指したいという気持ちを込めながら“pride”の言葉を書きました。
(高2・金子美優)




2020年12月24日木曜日

高岡・山町ポエム大賞

中学2年生の木内花菜子さんの詩が「第17回高岡・山町ポエム大賞」の「奨励賞」を受賞しました。

中学生らしい視点で日常生活が描かれていて、ほっこりする詩です。毎日同じように思える日常でも、ささやかな「がんばる」の源を得ながら、明るく前向きに過ごしている姿が浮かびます。ぜひお読みください。

↓大会のホームページでも紹介されています。

高岡・山町ポエム大賞

「がんばる」の源

加藤学園暁秀中学校 2年 木内 花菜子
同じ景色 私の席は決められていて
毎日座って授業をうける
たまに疲れる時だってあって
「虫が入ってきた‼」
たった1分の休憩時間 獲得したら
それだけでちょっと良い授業なんて
そんな事を思っていて

いつか友達に聞かれた
「春、夏、秋、冬いつが好き?」
私は答える
「夏じゃない?」
それから思い出してみる

私の心がソワソワする時
まるで運命が決まるかのように
クラス発表はドキドキで
大好きな特別な体育祭
走順を待つあの緊張は
今でもハッキリ思い出せた
なんかいつもドキドキしてる
その感覚がたまらないんだ 春

外でみんなでバーベキュー
その後そのまま花火して
色んな夏フェスかけまわって
ねっころがってアイス食べて
一年で一番長い休みは
思い出がたくさんよみがえって
暑い暑い言っても 結局
戻りたくなるんだ 夏

ハロウィンの雰囲気って
この時のテーマパークは私の大好物
流れてる音楽も服装も
怖くて面白かった思い出
楽しいよな 秋

マフラーに包まれ歩いた暗くて寒い道
だけどそこが光に包まれて
キレイなイルミネーションの景色
家族恒例のイベントだって
紅白も駅伝も全部全部
最高だよ 冬

いっぱいしてるな 楽しい事
楽しい事してるんだから嫌な事もがんばろう
私の心は燃えてきて
次も私は席について
でもやっぱり疲れてきて
「冷房つけてくるね」
たった一分の休憩で喜ぶ その繰りかえし
何年か後も 楽しい思い出たくさんつくろう
嫌な事もがんばってこ~

結局私は言った
「やっぱ 冬‼
だって冬服っておしゃれじゃん?」

2020年12月21日月曜日

12/26(土)放送予定!童謡こどもの歌コンクールグランプリ大会 

11/22にEXシアター六本木で開催された

「寛仁親王牌 第35回 童謡こどもの歌コンクール グランプリ大会」に

中学2年生の 岡田彩良さん・梁世姫さん が「大人部門」で出場しました。

 グランプリ大会は12/26(土) 13:00~ BS朝日で放送予定です!

歌唱曲は、「にじ」です。

是非ご覧ください。







#童謡こどもの歌コンクール
#童謡
#コンクール


2020年12月18日金曜日

暁秀ニュース27号

長いようであっという間だった2学期の特集です。

秋の写真に癒されます。

暁秀ニュース27号(pdf版)







[予約受付開始] 10/4(土) 中学進学説明会

10/4(土)暁秀中学校進学説明会の予約受付が開始されました。 予約はこちらから ★イベント内容 ・昨年度の入試問題を配付 ・入試の解説と学校概要説明 ・授業参観 ・個別受験相談 本校職員が入試問題の説明を行う唯一のイベントです。 多くの方のご参加をお待ちしております。 申込締切...